12畳半の1DK

地元に戻って、静かに息をしています。

1年越しの鏡を見つめて。

ついに、捨ててしまいました。

 

 

 

「何を?」と思われるかもしれませんが、本当にアレコレ捨ててしまいました。

 

ドンキで5000円分の購入品交換の時に貰った、森林の香りがする香水とか

居酒屋に行った帰りに見つけた、可愛い顔がついたお花とか

貴方に可愛いって言ってもらいたくて買った、チェックのスカートとか

私の家に来るたび書いてくれていた、置き手紙とか

置いて行った歯ブラシも、ボディタオルも、

 

 

どうしても、目に入るところに思い出が散りばめられた

この部屋から出たい気持ちはあるけれど。

 

自分の気持ちくらい、自分でどうにか片付けてしまわないといけないから

なんとか自分を起こしてあげて、毎日自分を褒めるしかないのです。

 

 

私から言い出した決断だったのに、何度も何度も泣いて泣いて

ちょっと痩せた?とか言われて、

好きなだけ辛ラーメンを食べている生活だから太っただろうと思っていたけど。

 

 

迷惑なくらい電話もかけたし、

話し合いにならない話し合いを何回もさせてしまってごめんなさい。

酒癖が悪い私なので、早急に直さなければいけない課題です。

じゃないと、もう誰も拾ってくれないだろうから。

 

 

 

 

 

 

もう貴方を想って泣く日はなくなりました。

 

 

 

でも、曲を漁ってもおすすめしてくれた曲、ふたりで聞いた曲、

 

寝室に行けば貴方がゲームセンターで取ってくれたぬいぐるみばかり、

 

クローゼットを開ければ一緒に買ったパーカーにトレーナー、

 

お揃いで買ったちょっと高いネックレス、

 

あ、お揃いの指輪は貴方の家に置いてきちゃった。

 

別れ際にくれた文字入りのブレスレット、

 

まだまだ、捨てられてないけれど、

 

 

 

私は前に進まないといけない、どうしてもここで止まってはいられない。

 

 

どうしても「好きだけじゃだめ」だったのに、

お互いどうしていいか分からなかったね。

 

 

貴方のために、貴方に寄り添った言葉や行動ができなくて

私、本当にダメだった。

もっと早く、貴方の手を離してあげるべきだったんだろうけど

ずっとずっと依存して執着してたのは私の方だったね。

 

 

 

 

 

まずは、自分を見つめなおして、

いつか笑えるような恋になるように、

ひたすらに生きていこうと思います。

 

 

 

 

 

この1年、ひたすらに楽しかった。

 

ひたすらに、苦しかった。

 

お互い我慢しすぎたね、

 

幸せになれたらいいね。

 

 

 

 

 

供養として、ここに。

 

 

 

2023.05.22